カトリックはキリスト教の一つでありその最大教派ですが、仏教、イスラム教、キリスト教という世界三大宗教のビッグネームに圧倒されその中に埋もれてしまったように、「カトリック」と言う名の存在感がありません。
参考までにYahoo!Japanのカテゴリ一覧をトップ>生活・文化>宗教>宗教別>キリスト教>「教派」で辿って見てみると、キリスト教には50以上もの教派がカテゴリとして登録されています。【右図参照】
CHRISTIAN TODAYによると日本のキリスト教系信者は2012年12月31日現在190万8479人。人口の2%にも達しません。そのうちカトリックの信者は44.4万人だそうですから、数としては微々たるものにすぎません。ですから一般にカトリックと言う場合、キリスト教であるカトリックと言った方が通りやすいのかもしれません。
実際のところ、カトリックの結婚式あるいはカトリックの葬儀と言ってもピンとこない方も多く、キリスト教のとか、教会の結婚式・葬儀とわざわざ言い換えることも少なくないのが実情です。しかしカトリックの信徒にとっては、「キリスト教」と一括りにされずに、できたらきちんと「カトリック」として認識してもらいたいという思いがあります。
ですから、カトリックの結婚式&葬儀をテーマとするこのサイトでは当然のこととしてこのエントリーを書いています。「カトリック<キリスト教」というカテゴリも設けましたので、これからもキリスト教のカトリックについて、時々その特徴などを書いていきたいと思っています。
ご参考までに、ウィキペディアにキリスト教諸派が成立する過程を示した概要がありましたので、引用・掲載いたします。
もしかしたら仏教徒の方々も「仏教」と一括りにされる違和感があるのではないでしょうか?
仏教にも真言宗、日蓮宗、浄土宗、曹洞宗などたくさん宗派があるにも関わらず、新聞の死亡広告には「仏式で執り行います」という表現を度々見ます。
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