カトリック教会の結婚式では、結婚の誓約を行う前に必ず「結婚の意思の確認」が行われます。
結婚の意思の確認は、ザビエル教会では司祭がお二人に対して多くの場合、次の質問をします。(別の質問である場合もあります)
- ○○○○さん、○○○○さん、お二人は自らすすんで、この結婚を望んでいますか。
- 結婚生活を送るにあたり、互いに愛し合い、尊敬する決意を持っていますか。
- あなたがたは恵まれる子どもを、まことの幸せに導くように育てますか。
最初の質問に対し、お二人が「はい、望んでいます」と答えた後、次の質問に移り、お二人が「はい、持っています」と答え、最後の質問で「はい、育てます」・・・
司祭はお二人の意思を確認した後で「それでは、神と私たち一同の前で結婚の誓約を交わしてください」と誓約を促します。
結婚のために十分に準備を重ねてきた二人に対し、あらためての意思の確認は不要のように感じるかもしれませんが、カトリック教会の結婚式では、大事な部分です。リハーサルの時に司祭が時々冗談交じりにお二人に「この質問に対し、ノー!と答えた場合、式はそこで終わります」と言うほど、誓いを交わすまではお二人はそれぞれ完全に自由なのです。
自由ではありますが、だれしも、アメリカ映画「卒業」のような場面に遭遇したくはありません。一点の曇りもないこころで、当日を迎えていただきたいと願います。
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