カトリック教会の結婚式についての質問と答え

質問と答え

カトリック教会での結婚式に関して、申し込み方法や条件、費用、服装、準備講座などについてよくある質問と答えを以下に紹介します。鹿児島・ザビエル教会の例が中心です。

質問と答え

クリスチャンでなくても結婚式できますか?
カトリック信者でない方々でも、一定の条件の下に結婚式を引き受けています。
一定の条件とは、概ね以下の通りです。

  • 神の前で誓約を交わすという意向を持つこと
  • 初婚であること
  • 両親が認める結婚であること
  • 結婚準備講座に参加すること
初婚は絶対的条件ですか?
原則は、「初婚に限る」となっていますが、再婚の場合、個別的に対応しています。
事情がある方は、主任司祭と相談していただきます。

死別による再婚は、通常、問題ありません。
離別による再婚の場合、主任司祭が個別に事情を伺ったうえで、可能性を判断いたします。

挙式は何曜日でも可能ですか?
結婚式は、原則として土曜日の日中にお引き受けしていますが、教会の行事と重ならない範囲で、日曜日や祝祭日にもお引き受けいたします。
時間帯に制約がありますか?
時間帯は、午前中は11:00~、午後は12:30~、14:00~などが推奨されています。

経験から申し上げると、結婚式の後に予定される祝宴会などの都合で、これらの時間帯が好まれているようです。しかし時間帯については、可能な限りご相談に応じる用意があります。

所要時間はどのくらいですか?
式自体の正味は、およそ40分程度です。

ただし、
【挙式前】両人、両親および証人は、開式の約60分前、その他の参列者は30分前に教会に到着していただきます。
参列者全員に対して、挙式開始前に約15分間、式次第の説明と聖歌の練習などが行われます。
【挙式後】挙式終了後に、大方の場合、写真撮影やフラワーシャワーなどで30分程度必要のようです。(この部分は、お二人の判断で省略することは可能です)
【トータル】ですから、一般的には約2時間は教会で過ごすことになります。

費用はどのくらいですか?予算の都合がありますので教えてください。
お金はどれくらいかかりますか?という質問をよく聞きますが、宗教活動の一環ですから、費用とか料金という考え方はいたしません。

当事者から挙式献金もしくは奉納金をいただくという立場をとっています。具体的な献金額は公表されていませんので、挙式説明会で個別にお問い合わせください。

式場には何人まで入れますか?
結婚式を行う主聖堂は、650人が入れる大きさです。
披露宴にお招きできない方々を、教会の結婚式だけにお招きするケースもよく見かけます。例えば教職員の場合、生徒や保護者などが大勢お祝いに駆けつけて、親族や友人の方々と一緒に聖歌をうたったりしています。
申し込んだ挙式日時を後で変更できますか?
一旦申し込んだ挙式日時の変更は、芳しいことではありませんが、色々な事情の変化には教会としても相応の配慮をしています。

まずは、責任者である神父さん(主任司祭)に、ご相談ください。

主任司祭は、お二人から事情を伺ったうえで、他の挙式予定者や教会行事との兼ね合いなど、総合的な立場から、相応しい判断をされるようです。

結婚準備講座に出席できない場合は?
鹿児島県内の地方や県外にお住まいの方が、平日の夜ザビエル教会で行われる結婚準備講座に出席することは、物理的に無理な場合が多いでしょう。
そのような場合は、お住まいや勤務先に近いカトリック教会を紹介して、そちらで結婚準備講座を受講していただくことになります。

また、どうしても日程が合わない方の場合は、特別メニューを組んだり、通信講座を受講していただくケースもあります。

講座は何回受けるのですか?

ザビエル教会1階ホールで、毎週水曜日午後7時から8時30分まで開かれますので、第1課から5課までを、できるだけ順番に受けてください。

なお、受講者のための駐車場は用意してあります。

講座の内容を教えてください

結婚準備講座の内容は、次の通りです。

第1課=わたしたちはカップル
第2課=愛を育てる家庭と経済
第3課=尊いいのちと家族計画
第4課=二人で歩む道の価値観
第5課=福音のメッセージ

服装に決まりがありますか?

服装については、挙式者、両親、証人、参列者ともに社会常識の範囲内であれば、特に問題になることはありません。

ご参考までに、服装について、よく受ける質問と回答を列挙します。

挙式者本人・・・和装、洋装どちらでも構いません。
新婦の肌の露出度・・・特に決まりはありませんが、良識を逸脱しない方が良いでしょう。
新郎の(職場)制服着用・・・自衛官や警察官など、(礼装用)制服の着用は、これまでにも例があります。
両親・・・両家で話し合って、双方、バランスを保てば良いでしょう。
証人・・・最近では、男性は普通の背広姿、女性は着物やワンピースの方をよく見かけます。でも、決まりはありません。
参列者・・・祝意を表すのに相応しい清楚な格好であれば、問題はないでしょう。

予約は何ヶ月前から可能ですか?

挙式申し込みは、普通は、1年から半年前の方が多いようです。

2年も先の挙式申し込みの受付は、教会行事との兼ね合いなどで、即断を留保される可能性もあります。責任者の神父さん(主任司祭)とよく相談してください。

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