カトリック教会の信者の臨終に際して

臨終は多くの場合、病院か自宅です。近年はそのほとんどが病院ですので、病院で最期を迎えた場合の例を書いておきます。

病院で最期を迎えた場合

病院で医師が死亡診断をした後、通常は看護師や病院スタッフが遺体の清拭を行ったりして準備をしてくれます。準備には大体1時間から1時間半くらいかかるケースが大半です。

準備が整った後、霊安室がある病院の場合、霊安室に移送・安置されますが、霊安室がない病院の場合あまり間をおかないうちに退院を求められます。

これは遺族にとっては大変切ないことですが、病院の立場や他の患者さんのことを考えると、ある程度仕方ないことだと言わざるを得ません。

病院によっては、「葬儀社はどちらですか?」と尋ねるところがあるようです。その際は予め決めてある葬儀社か教会指定の葬儀社名を告げると、事後の成り行きが想定できて安心するようです。

パウロ社を使っていただける場合は、電話をくだされば対応いたします。
夜中でも提携葬儀社がご遺体のお迎えに伺うようになっています。

ご遺体の移送・安置先を予め決めておくと安心

病院で最期を迎えた場合、さしあたり、ご遺体をどこに移送・安置するかを関係者で話し合って決めておくと、万一の際にも慌てなくて済みます。事前に心がけておくことをお勧めします。

ご遺体は通常、自宅に移送・安置するのが一番ですが、最近ではお住まいが高層の集合住宅でエレベータが使えなかったり、あるいは一戸建てでも事情によって、別の場所にお供するケースが増えつつあります。

自宅以外の移送・安置先としては、提携する葬儀社の会館が一番多く、なかには教会へ直接と言うケースもあります。
※教会へ直接の場合、教会の都合もありますので、事前に相談していただく必要があります。

 

カトリックの教会の信者の病状が悪化したり、事故などで重篤な状態に陥ったときは、教会(司祭、職員)に連絡し「病者の塗油」をお願いすることができます。 病者の塗油の秘跡教会(司祭、職員)と連絡がつかない場合は、教会の信徒代表や病者への奉仕者もしくは地域組織担当者(鹿児島教区の場合は班長)などを通じて連絡を取ることをお勧めします。ヤコブの手紙に次のとおり記されています。 「あなたがたの中で病気の人は、教会の長老を招いて、主の名によってオリーブ油を塗り、祈ってもらいなさい。信仰に基づく祈りは、病人を救...
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葬儀関連の一連の流れは、一般的に以下のようになっています。病院で亡くなった場合、ご遺体の移送・安置⇒打ち合わせ⇒諸手続き&式場準備⇒通夜・葬儀式場へのご遺体の移送・安置⇒通夜⇒葬儀⇒火葬⇒納骨⇒命日祭以下に掲載する一連の流れはザビエル教会で、通夜・葬儀ともに行う場合です。打ち合わせ打ち合わせは遺族+親族、葬儀社、教会の三者で遺族や親族の主だった方々を中心に、葬儀社との打ち合わせを行います。この時、教会の意向や都合が確認できるよう主任司祭もしくはその意向をうけた信者の同席があるとスムースに進みます。※パ...
カトリック教会の葬儀の準備と一連のながれ - ザビエル教会結婚式&葬儀ご用達:パウロ社
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